照明コラム―”キッチン”の照明

照明コラム―”キッチン”の照明

新型コロナウィルス禍により2人以上の世帯における外食費は、新型コロナウィルスが広がる前の2020年2月に比較すると2021年2月では33.3%減少しました。(総務省統計局の家計調査結果)

また、新型コロナウィルス拡大前に比較して家族と食事をする回数が増え、食事作りに要する時間や労力が増加したという調査結果があります。(農林水産省の調査結果)また、家族が在宅となり、家の中で昼食をとることが増えて昼食づくりの負担が増えたという現象が起きています。

このようにコロナ禍の影響でより重要性が増した自宅での食事作りに重要なキッチンの環境は、機能性に加えて快適性が求められます。そして照明は環境に大きな影響を与える重要な要素となります。

キッチンの照明は、限定された空間を照らす照明であるため、効率的に必要な場所に必要な光を与えられるように計画します。キッチンの形態によって、適した照明器具は異なってきます。そして基本は調理の際、手元が明るくなるように器具の設置場所や個数をよく検討して設置しましょう。

アイランドキッチンやペニンシュラキッチンでは周りの部屋の光が届くため、特定の箇所だけを照らす補助的な照明を必要とします。インテリア性の高いデザインの器具にすると消灯時も日常的に目にしてインテリアの一部として楽しむことができます。

I型キッチンは間口が壁に接するために光が届かない範囲があるため、暗い部分を明るくする照明器具を設置する必要があります。

L型キッチンは、キッチンの一部分が壁側に接するため、作業空間の明るさを補充することが求められます。

照明の光の色は、独立型のキッチンであれば野菜や肉などの食材の色が鮮明に見える昼白色がお勧めです。オープン型のキッチンの場合は、リビングダイニングなど同一空間にある照明と色温度を同じにすると空間全体に統一感が生まれます。その場合には調理の際、調理に適した色温度に変更することができる調色機能がある照明器具にすると便利でしょう。

キッチンの照明はライフスタイルやキッチンのある部屋全体の雰囲気をどのようにしたいかという希望に応じて選択することが大切です。毎日の調理が効率的で快適に行えるように、自宅のキッチンの照明を見直してみてはいかがでしょうか。

キッチン照明の事例をご紹介します。


Casa Cruz

スペイン、バレンシアの個人邸 Casa Cruz(カサ・クルス)にて、Arkoslight(アルコスライト)の照明器具が使用されました。

Link:
【スペイン・バレンシアの個人邸 Casa Cruz(カサ・クルス)】Arkoslight 照明の事例ご紹介

スペインバルセロナのレジデンス

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Nenúfar(ネファー)は、中央のステムに取り付けられた複数のディスクで構成される、LEDペンダントの集団です。
各ディスクはほかと明瞭に別れており、ある意味では下向きの光が交差したり邪魔することなく組み合わせて均一的な直接光になります。
結果としてデコラティブと建築の中間のアイテムで、かつ簡単に両方の目的に合わせて使うことができます。

Link:
【スペインバルセロナのレジデンスPrivate Residence (Stefano Colli)】Nenúfarのご紹介

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