ICU トロイヤー記念アーツ・サイエンス館の隣りに建つICU本館は、1940年代に建設され、中島飛行機三鷹研究所の本館として使用されていた建物です。日本におけるモダン・ムーブメントの建築として高く評価されており、落ち着いたブラウン色の外観は、歴史と風格を感じさせます。
その本館の堅牢な佇まいにつながる形のトロイヤー記念アーツ・サイエンス館は、外装が木製パネルルーバーを重ねた形で構成され、自然のぬくもりとのびやかさが感じられる佇まいとなっています。
屋内にも木製パネルで構成されている内装部分があり、この外構、屋内両方の木製パネルルーバー部分にEPKの防水ライン照明を設置しました。
ライン照明は木製パネルの重なりの奥に設置され、隙間から漏れる光がアクセントとなって庇や壁の木目を美しく照らしています。
また、外構の手摺にもEPKライン照明を設置し、歩行の安全を支えるラインの光となっています。
ご紹介しましたICUトロイヤー記念アーツ・サイエンス館は、学問分野を超えた学びの機会を学生さん達に提供し、さらなるリベラルアーツ・カレッジとしてのICUの存在意義を内外に示す建築になることが期待されます。
そしてEPKの特注照明器具の光は、新たなICUの歩みを照らす学びの光としてこれからの学生生活を明るく照らし続けていくことでしょう。