照明器具には金属などリサイクル可能な素材が使用されており、持続可能性としてリサイクルの取り組みがなされています。
素材リサイクル
素材リサイクルの取り組み例
Filix(フィリックス)社では生産プロセスにおける金属廃棄物の持続可能な管理に取り組んでいます。
高品質な器具の製造中には、機械加工作業を通じて避けられない金属廃棄物が発生します。しかし、FILIX社ではこの廃棄物が責任を持ってリサイクルされます。
FILIX社では持続可能な精神を具体化しています。廃棄物を最小限に抑え、材料リサイクルを優先し、地球環境保全にプラスの影響を与えるよう努めています。
5回に渡って、サスティナブル照明についてご紹介して参りました。
SDGsでは、17の目標と169のターゲットが設定されていますが、その中の目標14では「海洋・海洋資源を保全すること」を掲げています。現在までに世界の海に存在するプラスチックごみは合計1億5000万トンで今後引き続き年間800万トン(ジェット機5万機相当の重さ)が新たに流入していくと推定されています。
プラスチックごみは、自然環境中で粉砕・細分化されて「マイクロプラスチック」と呼ばれる直径5ミリ以下の微小な粒子となります。マイクロプラスチックは自然分解されることはなく、食物連鎖で濃縮されて生態系や健康に悪影響を及ぼすことが懸念されています。実際に人間の体内にも取り込まれていることが確認されており、今後も蓄積され続けていくことが予想され、対策が求められています。
この問題を重要視して世界ではサスティナブルな取り組みとしてプラスチックごみを減らす動きが加速しており、照明関係においてもサスティナブルな取り組みは重要な項目となっています。
EPKも貴重な地球環境を保全し、持続可能な社会を実現すべく「サスティナブル照明」への取り組みを今後もさらに継続して社会に貢献していきたいと思っています。