喜櫻館の鳳凰之間には、櫻木神社が所蔵していた2台の照明器具に加えて、復刻照明を1台製作し、合計3台のペンダント照明器具が設置されました。
八角形のペンダント照明器具は、レトロなデザインでどこか懐かしさを感じさせます。
空間の中央に設置されたステンドグラス製セードのオリジナルの器具は、格天井の絵柄と呼応して華やかな雰囲気を演出しています。ステンドグラスを通した光が彩りのある光となって広がります。
所蔵されていた器具は、光源を白熱電球からLEDに変更、吊り金具を更新して耐震基準に適応する仕様に改修しました。加えて、現存の器具と並べても違和感が感じられないように素材、デザインを吟味してEPKが新たに復刻照明を製作しました。
この鳳凰之間の照明器具は、古き良き物を大切にし、時代を超えて継続し続けていく姿勢を示しており、櫻木神社の伝統とこれからも続いていく歴史を体現したものとなっています。
昔のデザインを現代に蘇らせ、風格と気品を感じさせる照明として今後も神社と共に新しい歴史を創り上げていくことでしょう。
ご紹介しましたように、EPKでは特注照明の中でも復刻照明器具の製作も行って参りました。元の器具図面をベースに、また図面がない場合でも、残存している器具や写真をベースに復刻製作することも可能です。
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櫻木神社 https://sakuragi.info/