素材と光─金属

様々な金属と仕上げ加工があり、その風合いも様々です。
金属は光を受けて、そのテクスチャーや表面処理が浮かびあがり、照明器具に味わい深い風合いが感じられます。
照明器具で代表的な仕上げを事例と共に紹介します。

SUS(ステンレス)バイブレーション



事例:ヒューリック浅草橋ビル エントランスライト

天井面と仕上げを合わせた特注ダウンライトです。
ステンレスを全体的に荒らす仕上げで、目の方向は無く、テクスチャの味わいを感じられます。目を細かくしていくとサテンマットのような風合いとなります。
外部照明にも向いています。

SUS(ステンレス)ヘアライン


事例:The Okura Tokyo ヌーヴェルエポック エントランスシャンデリア

ステンレスを一方向に荒らす仕上げで、目の方向があり、すっきりとしたクールな印象を与えます。
こちらのシャンデリアでは天板をヘアラインで仕上げ、分割面で目の方向を垂直にしました。

クローム(メッキ)仕上げ


事例:BH邸 ペンダント・アッパーブラケット照明

光沢のある鏡面仕上げです。
清廉さ、緊張感、ピンとしたデザインのエッジの立った印象を与え、高級感を増します。
表面が鏡状なので照明が映り込み、逆にその映り込みが透明感を与える演出になります。

銅板たたき仕上げ



事例:小金井カントリー倶楽部 ペンダント照明

銅板たたきのペンダント照明です。
たたきといいますと、鍛造と混同して思われますが、ここではたたき加工として、金属にテクスチャーを与える加工のことを指しています。
銅の適度な柔らかさへ叩いて味わいを加え、銅板の経年での色味の変化と共に重厚で味わいのある仕上げになります。
光が当たりますとテクスチャーがさらに浮かびあがり、仕上げの表現はより一層深いものになります。

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