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光と素材─石

石材は人類が最も古くから生活道具に使用している素材の一つで、現代の建築で、はビルの外装や床材、壁材などと共に照明にも活用されています。日本における石の加工は、弥生時代の鉄器伝来とともに大きな進歩を遂げ、現代では石そのものの表情を楽しむための加工手段にまで進化しました。
石材の加工過程はまず原石を目的の大きさに加工し、表面を研削することで「厚み」を調整します。そして砥石を使って粒度の粗いものから細かいものへ順番に研磨していき、最終的には「本磨きJという仕上げ法を施されて鏡面加工されます。
仕上げは他に「ジェットバーナー仕上げ」や「ウォータージェット」などの手法で若干荒い表面に仕上げる処理方法もあります。

建築に使われている石材の主なものには御影石と大理石があります。
・御影石(花尚岩)
徽密で硬いことから、日本では古くから石の鳥居や城の石垣や石橋に用いられてきました。
・大理石
大理石は古来より建築や彫刻に使われてきました。高級石材とされ、花商岩に比べて軟らかく、短時間で加工が可能なため内装材として使用されます。
他にも安山岩や砂岩など様々な石の特徴を生かして石材は壁や床などに利用されています。

石材を素材とした古くからある日本の照明には奈良時代に生まれた石灯龍があります。石を介した温かな光が日本庭園に相応しい外灯とされて今でも好まれて使われています。また、現代建築においては石材を通した光で照明を行う手法も行われています。大理石やその仲間のトラパーチンという石は光をよく透過するため石自体の自然な色と模様による美しい光を生み出します。
また、建築の内装外装に使われた様々なテキスチャーの石材は照明によりその表情を豊かにすることができ、光の効果を十分に得ることができます。例えば外装の石壁は照射する上部、下部から光によって部分的な陰影が生まれて深い味わいを生み出したり、外構に設けた石材の椅子は下に設けた間接照明の広がる光を受けて石の造形が際立ち美しいオブジェとなることも期待できます。
石という自然が生み出した素材は産地により同じ種類でも構成成分の比率が異なり微妙に色合いやデザインが異なります。その異なりにより石そのものの多くの表情を生み、光を当てたり通したりすることによりさらにその表情を楽しめる素材であると言えるでしょう。

日本橋三井タワー三井記念美術館入り口 大理石と光の帯



COREDO日本橋オフィスエレベータホール トラバーチンの光壁
Link:EPKプロジェクト COREDO日本橋




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