オンワードベイパークビルディングのエントランスホールの吹き抜けの階段は2階から3階に上る部分で1階からの階段の上る方向と90°曲がった方向に変化し、3階から4階までその方向で続くようになっています。途中の踊り場は階ごとにずれて異なった位置になっており、複雑な形状となっています。
そのためにこの吹き抜け空間の階段を照らす照明器具の設置場所は制限が出てくるので、器具の設置場所を決定するにあたっては必要な照度を確保できるように照度計算をして詳細に検討し、設置位置を決定しました。
また階段の上る方向を一方向のみ考慮して照明器具を設置した場合、階段の上る方向が変わると照明からの光が目に入って眩しさを感じてしまう現象(グレア)が起きる可能性が出てしまいます。
その眩しさを防ぐためにこの吹き抜け空間は、階段の方向を考慮して光の照らす方向を充分に検討して決定しました。そしてフォーカシングにより適切な光の配光を実現しています。
照明は、吹き抜け空間全体を明るくするアッパーライトと階段部分を部分的に照らすダウンライトを組み合わせています。
吹き抜け全体はEPKオリジナルのアジャスタブルのアッパーライトを壁面に埋め込み設置し照らしています。
この壁埋め込みのアッパーライトは前面からのメンテナンスが不可能なため、天井部分に作った開口部からメンテナンスができるように特別に製作してあります。
ご紹介しましたように、EPKでは特別な条件となっている空間においても、EPKの培ってきた経験と技術でその空間に最適な照明器具をご提供することができます。
どうぞお気軽にEPKまでご相談、お問い合わせください。
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