圏央道菖蒲パーキングエリア内の商業施設 「SHOBU 花見 CHAYA」は鉄骨造1階建て、延床面積約840㎡、ショッピングコーナーとフードコートがある施設で「菖蒲」がデザインコンセプトとなっています。内装デザインは “隈研吾建築都市設計事務所” が担当し、EPKがオリジナル照明器具を製作させていただきました。
施設に入ると菖蒲の花をモチーフとした様々な模様のペンダント照明が目に入ります。
この器具は900センチ角のもので高さは3種類あり、4000Kの白い光で水彩の繊細な雰囲気を再現できるように製作しました。器具は大型のため、アクリルカバーの周囲には目立たないように1.5センチの枠を作り強度を保つように工夫しました。
下から見上げると白いプレートで光源は見えず、光が乱反射して周囲の間接照明と相まって光を効果的に広げています。器具の内側からも菖蒲の花の模様が光に映えて見え、爽やかな色で描かれた模様が美しく、懐かしさのようなものも感じられます。
温かみを感じさせるウッディーな内装の中にあって自然の息吹を感じながら華やかな雰囲気を生み出すように、ランダムな器具の高さと配置です。
また、店舗の周囲には、エッジライトを巡らしてあり、建築化照明として床のボックスは建築に一体化するように製作してあり、すっきりとした印象の光となっています。夜間には下からの光が軒下までを照らしてライトアップの効果を出しています。
菖蒲に彩られた照明の光がやさしく照らす「SHOBU 花見 CHAYA」は、高速道路の中のオアシスとして、これから多くの人々の憩いの場となっていくことでしょう。
【導入物件】
菖蒲パーキングエリア