今回より大東文化大学東松山キャンパスの多目的交流棟、研究・教室棟に導入させていただいたEPK製特注照明器具についてご紹介致します。
多目的交流棟(地上8階建て)は飛行場のロビーのような開放的で広がりのあるデザインの建物で1階にバスの乗降場があり、キャンパスの玄関となっています。
その2階に、多目的ホールがあります。このホールは舞台照明、舞台音響設備を使用して演劇やイベントを行うことができる高い機能を持ったホールです。EPKはホール照明の基本照明を担当させていただきました。
ホールの照明では、主要な照明としてシーリングペンダントを特注製作しました。大きなクリアと乳白色のアクリルパネル2枚が重なり、エッジライトと柔らかく広がる光が重なりあって、シンプルながら印象的なホール照明器具となっています。
LED光源から拡散するベースライトとしての光と、直接床へ落ちて照度を取る光を兼ね備えて、機能的にデザインしています。
また、ベース照明として他にEPK特注照明の1灯型と2灯型のダウンライト、HID200Wのダウンライトも設置してあります。
上記の天井照明器具はキャットウォークへの取り付け、キャットウォーク上からの安全なメンテナンスが可能な機構で特注製作しています。(HID200Wのダウンライトは設置・メンテナンス機構のみ特注)
LED器具は長い寿命ですが、LED光源よりも先に電源が寿命を迎えてしまうので、メンテナンスはLED器具においても大変重要です。このようなメンテナンス機能を考慮した照明器具製作は特注照明ならではのものといえるでしょう。
また、ホールは木を使用したデザインとなっているため、照明も木の質感を生かすような色温度で統一しました。広いホール全体が温かみを感じられる空間となっています。