2013年2月、古くから問屋街として賑わってきた浅草橋の駅前に、ヒューリック社のビルが竣工しました。EPKがエントランスホールの照明を担当させていただきましたので、まずは建物のご紹介を致します。
ヒューリック浅草橋ビルは、地下2階、地上12階建て、設計は隈研吾建築都市設計事務所と竹中工務店、施工は竹中工務店。地上1~3階には店舗や多目的ホール、大学地域研究センターなどがあり、4階から12階はオフィスフロアーとなっています。
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このビルは、旧区立中学校の跡地に、土地所有者の台東区と定期借地契約を結んで建築されました。「デザイン型イベントスペース」、「地域密着型貸し会議室」として、地元地域と連携しながら、地域活性化の拠点となるように計画された施設です。
建物の外観は、木調の庇をつけた浅草橋に相応しい伝統的なデザインとなっており、低層部の大きな庇下にある広く取られたオープンスペースは、人々を招き入れて街に新たな賑わいと活気をもたらす効果が期待されています。
また、自然換気システム、LED照明採用、太陽光パネルの設置、外壁開口部への遮光ルーバー設置など環境にも配慮したものとなっていて、東京都の省エネ性能基準の最高クラス、CASBEE*2でも最高ランクの評価となっています。
次回はこのビルに導入させていただきましたEPK社製特注照明をご紹介致します。
*1 日経不動産マーケット情報資料より
*2 CASBEE=建築環境総合性能評価システム