第一生命新大井事業所の2階には、打ち合わせスペースとなるラウンジがあります。
ラウンジの入り口付近には丸いテーブルが設置され、黒い天井に丸いスカイライトが数ヵ所設けられています。スカイライトの部分は丸い開口となっていて、その開口に合わせてアッパーダウンのライトを製作しました。灯体をスカイライトの中央にワイヤーで浮かべるデザインとし、下にある丸いテーブルにはシャープに光を当て、スカイライトの上部へと前面ガラスレンズの反射によるアッパーの光を与えています。
シンプルなデザインの空間を生かすように、丸い天井の窪みから器具本体が見えないようになっていて器具の主張を抑えています。けれども器具からの光で丸い窪みが浮き出て印象的な天井となり、光の効果を十分に引き出す器具となっています。
このラウンジはスカイライトと照明による柔らかく、爽やかな光のもとで、打ち合わせなどの業務も落ち着いて効率よく行うことができるような空間となっています。
建築デザインとの綿密な打ち合わせによって製作し、設置した特注照明器具ならではの演出といえます。