天井を見上げると大きな波のうねりのように見えるコンクリートのカーブとその間からふりそそぐ明るい光が見えます。
これは東京都練馬区にある武蔵大学の50周年記念ホールの天井です。
2002年に竣工した武蔵大学8号館は地下1階地上8階建ての校舎で、その最上階に記念ホールはあります。設計は内田祥哉+集工舎建築都市デザイン研究所、施工は清水建設。建築工法はプレキャストコンクリート(PC)圧着関節工法です。
PC圧着関節工法は、あらかじめ形成したコンクリート部材を工場生産しておき、その部材を現場で組み立てるもので、柱にあごと呼ばれる突起部分を作り、その上に梁を載せてケーブルにより一体化を図る工法です。優れた耐震性、耐久性があり、耐久建築物に適した工法です。
このホールは、22.5mX27.0mの大空間ですが、PC圧着関節工法により大胆な構造で構成された大変美しい空間となっています。
EPKでは、建築の構造と意匠が一体となった特徴あるデザインのため、照明も機能性と意匠性が一体となるようなものが相応しいと考えました。そしてより空間を引き立たせながら、明るい光をご提供できるEPKの特注照明器具を製作し設置しました。
次回に詳しくご紹介致します。