今回も小金井カントリー倶楽部ハウス食堂のEPKの 特注照明器具についてご紹介致します。
食堂は木組みを活かした吹き抜け空間となっていて、豪快でダイナミックな印象を受けます。その和風の空間に相応しい器具の素材として、力強いイメージを持ち、そして木のテキスチャーに融合するようなものとして、銅板を選択し、さらにその銅板を叩いて表面に表情をつけたものを使用することにしました。
叩いた銅板
銅板は叩くと、強度が増すと共に表情が生まれ、光の効果が表れます。EPKではこの器具の銅板の叩き出しを、銅工芸の作家に依頼しました。銅という素材の個性を見極め、その良さを最大限に引き出すように叩かれて出来た銅板は、伝統の技によって生まれた何とも言えない柔らかく、温もりのある豊かな表情をたたえています。また、銅は年月を経るとより艶が増し、味わい深い雰囲気を醸し出します。伝統ある倶楽部ハウスを象徴する素材として、相応しい素材といえるでしょう。
次回はデザインについてご紹介致します。