日本のゴルフ場で最も歴史の古い名門ゴルフコースが東京小平市にある小金井カントリー倶楽部です。その伝統ある倶楽部ハウスは2005年に建て替えを行い、EPKは特注照明器具を倶楽部全体に導入させて頂きました。
設計は日本設計と山下設計、施工は鹿島建設。地下1階、地上2階建の新しい倶楽部ハウスのコンセプトは 「和風」「質実剛健」。日本の伝統家屋を思わせる木の柱と梁による構成でできている和風の空間となっています。
グリーンが美しく眺められる2階の食堂は、古民家のような豪快な木製の柱と梁による木組み構成の吹き抜け空間となっています。落ち着いた渋い木の色で囲まれた食堂空間は、入るとその力強い太く丸い梁や湾曲した梁の存在が重厚な雰囲気を醸し出し、豊かな伝統の空気が漂います。
旧来の倶楽部ハウスの「和風」「質実剛健」を継承した新しい倶楽部ハウスの空間にふさわしい照明器具は、どのようなものが良いのか・・・。倶楽部側、意匠設計担当者(旧倶楽部ハウス設計関係者も参加)、照明設計担当者が何度も話し合い、案を出し合って検討しました。その結果、銅工芸の職人が表面を叩くことによって表情をつけた銅板を素材とした特注照明器具を製作することとしました。
次回も引き続きご紹介致します。