現在、LED照明が一般にも普及するようになってまいりましたが、LED照明の利用は今後ますます広がり、新たなLED照明の歴史が描かれようとしています。
今回はLED照明を利用して通信を行い、将来的にLED照明による通信網が確立されるのではと考えられている可視光通信について取り上げます。
LEDの特性である可視光素子には「高速で点滅する能力」がありますが、その点滅により、データを送信することができるため、可視光通信が可能になります。
可視光通信はGPS電波の届かないビルや地下街での位置情報の取得や、限定されたエリアに絞った情報の提供が可能となり、様々なサービスを簡単、便利に実現できる大きな可能性と将来性を秘めています。
具体的には、スポットライトで音楽情報を送ったり、信号機の光で詳しい交通情報が得られたり、商店街において必要な情報のみ受け取るなどさまざまな情報を伝えることが出来ます。LED照明器具に通信機能を付加することで通信が可能になるという利点があります。
LED照明がその本来の目的であるあかりを灯すという機能だけでなく、通信機能まで持つようになり、ユビキタス社会の構築に今後貢献していくであろうことは、画期的なことと言えるでしょう。
EPKは将来、社会にLED照明による通信網が生まれるということも視野に入れつつ、LED照明の特徴を生かした照明計画のご提案をしてまいります。