【フランスカシスのレストラン】L&L Luce&Lightの照明のご紹介

La Villa Madie ラ・ヴィラ・マディ

レストランLa Villa Madieは、フランスの小さな町カシスにそびえる岬に立っています。地中海を一望できるこの最高級レストランでは、地元で採れる季節の食材を使用した目新しい創作料理を堪能できます。仕事と私生活の両方でパートナー関係であるシェフのDimitri DroisneauとMarielle Droisneauが経営するこのレストランは、2014年以来ミシュランの二つ星を獲得しています。

フランスで開業したMise en Scène ÉclairageはVinJay-Studioと協力し、建築を取り囲む公園に命を吹き込む照明デザインを行いました。そのため演色性の高い照明器具を採用し、植栽の緑を鮮やかに魅せています。また、背の高い針葉樹を照らすため、屋外用スポットライト「Stra P 1.0」を採用しています。「Stra P 1.0」は上向きで地面に固定され、木の節くれだった幹や葉、特徴的に絡み合った枝を照らしています。37Wのパワーを持つ「Stra P 1.0」で木の頂点まで照らし上げることで、夜に変わる一歩手前、夕暮れ時の深い青の空に絡み合う木々の枝を浮かび上がらせて幻想的な雰囲気を生み出しています。シンプルなポルチコ(柱で支えられた玄関ポーチ)がLa Villa Madieの入口となり、ポルチコの木製の梁に固定され歩道を照らす屋外用スポットライト「Flori 1.0」の光がLa Villa Madieへの道しるべとなっています。

このエリアは、石の花壇に縁取られた低木や背の高い木々が空間をおりなす、豊かな庭園に囲まれています。夏の晴れた日には、その背の高い木々が、レストランの入り口前の小さな広場に、日差しを遮る心地良い木陰をつくります。夕方になると、背の高い針葉樹を照らしている「Stra P 1.0」の光と調和する照明手法によって植栽が強調されます。照明デザイナーは低木への照明手法として「Stra P 1.0」よりも小型でワット数の低い屋外用スポットライト「Kleo 2.0」を採用し、木の幹や葉を照らし上げています。

場所： Cassis, France
設計： Mise en Scène Éclairage