150年以上 姿を変えない宮殿を、塔とファサードの陰影で際立たせる。歴史的建造物のライトアップ採用事例
1833年創建のシュトゥツ宮殿(Sutu Palace)は、ブカレストで最も古い貴族邸宅のひとつ。150年以上ほぼ姿を変えず、両脇に塔をもつ堂々たるエントランスが特徴です。照明計画はLuceDomoticaが担当しました。
入口の両脇・建物基部にはBright 5.F(ブライト)(18°配光)を、第1層から立ち上がる塔には10°配光・3000Kの屋外プロジェクターを塔の基部に配し、劇的な陰影を生み出します。さらに外周のピラスター基部にはBright 3.G(12°配光・3000K)を巡らせ、粗い質感のレンガが織りなす立面の表情を強調しています。
1833年創建、150年以上ほぼ姿を変えないシュトゥツ宮殿は、ブカレストの歴史を象徴する文化的ランドマークです。その夜景は都市の記憶を語る装置でもあり、照明には「塔とファサードを劇的に演出し、邸宅の格式と歴史性を夜に立ち上げる」役割が課されています。面の大きさに応じて配光角を精密に使い分ける計画が、レンガの質感と立面の立体感を際立たせ、街のランドマークとしての存在感を高めています。
塔には10°、入口基部には18°(Bright 5.F)、ピラスターには12°(Bright 3.G)と、面の大きさに応じて配光角を使い分けることで、150年以上ほぼ変わらないファサードの立体感とレンガの質感を劇的に描き出します。配光の精密な選択が、ブカレスト最古級の貴族邸宅にふさわしい荘厳な夜景を成立させています。
■ プロジェクト情報
所在地:ルーマニア・ブカレスト
用途:ファサード/文化施設(歴史的建造物)
照明設計:LuceDomotica
使用器具:Bright 5.F(18°)/Bright 3.G(12°)/屋外プロジェクター(10°・3000K)
■ 事例写真
シュトゥツ宮殿の実プロジェクト写真(Luce&Light 公式)。
■ 導入器具と製品特徴
Bright 5.F/3.G(ブライト)── 屋外埋込ライト
製品単体(Bright 5.F/3.G/屋外埋込ライト)。
【主な仕様】種別:屋外埋込ライト(ファサード基部)|配光:5.F=18°/3.G=12°|色温度:3000K(暖色)|保護等級:IP67(屋外埋込)
製品特長:屋外地中埋込のアップライト。狭角〜中角の配光と高い防水・防塵性能を備え、樹木・ファサード・ピラスターを下から照らします。
導入メリット:器具を地中に隠して景観を妨げず、対象物だけを引き立てる「見せない光」を低メンテナンスで実現します。
■ 塔と立面を「劇的」に見せる狭角配光
10°〜18°の狭角配光と暖色3000Kで、塔やピラスターを下から舐めるように照らし、陰影で建物を一層荘厳に見せます。歴史的建造物の格を引き立てる手法です。
■ 器具を見せない埋込で昼の景観を守る
基部への埋込により昼間は器具の存在を感じさせず、建物本来の佇まいを保ちます。夜は質感(粗いレンガ)まで描き分ける、設計者の意図に応える光です。
■ 日本国内での活用シーン(建築・土木・開発)
本事例の考え方は、城郭・社寺・近代建築など歴史的建造物のファサードライトアップ、記念碑・モニュメント照明など、日本国内の建築・土木・開発プロジェクトにも応用できます。立場ごとの導入メリットを整理します。
■ 建築家・照明デザイナー:意匠を妨げない「見せない光」
器具を見せない埋込・低位置の納まりで、昼は存在を感じさせず、夜は対象だけを引き立てます。歴史的建造物や緑地・水辺の景観を、空間の質を損なわずに高められます。
■ 土木・公共インフラ:過酷環境の常時運用に応える堅牢性
IP67/IP68・AISI 316Lステンレス・ドライブオーバー対応の製品群により、歩行者・車両動線、水際、屋外緑地など、人や水・荷重に晒される環境でも長期運用。沿岸部の塩害にも配慮できます。
■ ディベロッパー・発注者:夜間の魅力と資産価値を高める
ランドマーク照明・親水演出・緑地のライトアップは、施設の夜間の魅力と回遊性を高め、賑わいに貢献。長寿命・低メンテナンス設計でライフサイクルコストの最適化にもつながります。
■ 光害・環境配慮:近隣と景観条例に配慮した配光
精密な配光とこぼれ光(光害)の抑制で、対象だけを照らし、近隣・生態系・夜空への影響を抑制。各自治体の景観・光害ガイドラインへの適合検討をサポートします。
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