【イタリアランゲ地方の宿泊施設】L&L Luce&Lightの照明器具のご紹介

Agrisuite Ⅱ Cedro アグリスイートⅡセドロ
La Morra, Cuneo, Italy　ラ・モッラ, クーネオ, イタリア

Agrisuite Ⅱ Cedro は、イタリアのピエモンテ州中心部、ブドウ畑の連なる広大な丘陵部の一部であるランゲ地方に位置し、スイートルームを有する新しいスタイルのアグリツーリズム（農場や農村での宿泊・体験）を提供しています。

建物は、コルデロ・ディ・モンテゼーモロ家が所有している歴史あるブドウ畑「モンファレット」の敷地にあります。
(参考：https://www.iidawine.com/htm/winery/1910cordero.html)
独立した4つの立派な建物、屋外プール、そして並び立つ丘の間にレバノンの古代杉が堂々と生息しており、その景色は誰しもが息をのむほどです。

落ち着いた色彩のモダンなインテリアは、地域、農場、建築に根付く伝統的な雰囲気を壊すことなく心地よいコントラストを生み出しています。
このプロジェクトは、イタリアのデザイン会社Ideawork 1981の建築家Lara Spanoによって手掛けられました。彼は、むき出しの梁やプールエリアに使用される木材、建物の柱に使用される石材など、自然の素材を選択しました。

トリノのデザイナーiLuminantiが照明デザインを担当し、建物の構造と使用されている自然素材を強調しながらも、飾らないシンプルな美しさを維持するための照明効果を追求しました。

屋外には小さく目立たないデザインの器具を設置することで、光のみの自由な演出を可能にしています。
メインファサードには配光角22°のアッパーダウンのブラケット照明「Updown 4.0」を使用し、地面から屋根まで伸びる高いレンガの柱の照明には配光角10°の屋外用壁面照明「Geko 5.1」を使用しました。

植栽にはL＆L Luce＆Light　ルーチェアンドライトのさまざまな照明器具が配置されています。
ゲストハウスの中庭に置かれたプランターの植栽の中にはサンドブラスト仕上げのガラス製キューブ型照明器具「Ice LED 1.0」が埋め込まれ、器具からの拡散する光が歩道に沿って入口から奥へと続く多年生の花々やバラといった植栽を照らしています。

また、本体色ジャスパーグリーン(くすんだ緑色)仕上げの配光角38°屋外用スポットライト「Ginko 1.0」も同じ花壇に設置されています。「Ginko 1.0」は目立つことなく植栽に溶け込み、植栽の中央に植えられた桑の木の葉にボリューム感を与えています。

プールサイドは屋外用の足元灯「Rondò 2.1」によって照らされています。「Rondò 2.1」は木製のプールサイドと調和させるため、鉄の酸化による独特な錆びの風合いがあるコールテン仕上となっています。コールテン仕上は標準仕上から選ぶことができます。

設計： LaraSpano
照明計画：iLuminanti
写真：Federico Moschietto